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【妻が急性心筋梗塞になり命の危機が・・】当日の状況

先日、妻が急性心筋梗塞になり緊急手術・入院となりました。命の危険もかなりありましたが、何とか一命を取り留めて、まだ入院中ですが、元気を取り戻しています。

私も妻も40代半ばで若い頃とは違い健康にも不安はありますが、「まさかこんなことが起きるなんて・・」という感じでした。

この記事では一連の経過を書いていきますので、病気関連の表現が苦手な方は、読まないようにしてください。

結論を先に書かせていただくと、まだ入院中ではありますが、すでに一般病棟へ移り順調に回復しています。3月初旬には退院できそうなので、ご安心ください。

心筋梗塞の兆候はあった?

妻は急性心筋梗塞になる数ヶ月前、会社の健康診断を受けていました。その健康診断の心電図の結果には、「心筋梗塞疑い」とあり「要精密検査」となっていました。

その後、心臓は怖いのでかかりつけ医で、健康診断結果とともに再検査をしてもらった経緯があります。再検査の結果は問題なしで、しばらく様子を見ましょうということでした。

この話を妻から聞いた時、確かに「要精密検査」で何か出てくることの方が少ないから、とりあえず良かったと思いましたね。

この段階で予知することはできないですし、再検査をしてくれた先生を責めるという気持ちもありません。

急性心筋梗塞の発症

かかりつけ医で精密検査を受けてから一ヵ月ほど経過した日曜日のこと。妻は長女(中学生)と出かけた後、こたつに入りながら家でのんびりしていたようです。

私は長男(高校生)と出かけており、夕方頃に帰宅しました。帰宅後すぐに妻から「胸が痛い」「痛みに波がある」と言われ、私の脳裏には健康診断の心筋梗塞疑いが浮かびました。

妻に救急車を呼ぼうかと聞いたところ、救急車ではなく病院に連れて行ってくれればいいという返事だったので、すぐに救急病院へ向かいました。

子供たち二人(高校生と中学生)は家でお留守番です。

救急病院の到着

自宅から病院まで約10分程ですが、その間に妻の顔色が悪くなり、ほとんどしゃべることもしませんでした。病院は今まで何度のいったことのある病院だったので、スムーズに到着することができました。妻の状況が明らかに悪くなっているのを感じていたので、車は病院の前(路上)にとめました。

何とか病院の受付まで来ましたが、ここからがかなりの修羅場でした。

受付で倒れた

何とか受付を済ませたところで、妻は急に手で顔を覆ったので私が「えっ?」と思った瞬間、後ろへ倒れてしまいました。私は妻が倒れ込んだ時、頭を打たないよう支えましたが完全に意識はなくなっていました。

すぐに先生を呼んでもらいましたが、その時の先生や看護師さんの会話から

  • 意識がない
  • 瞳孔が開いている
  • 喉が詰まらないように横を向ける

という状況ですぐにストレッチャーに乗せて処置室に運ばれていきました。今考えるとこのタイミングで心肺停止だったのかもしれません。後々、先生に確認したら約5分間心肺停止だったといっていたので。

心肺停止と急性心筋梗塞

意識のない状態で処置室に運ばれたあと、先生から説明がありました。

  • 症状としては急性心筋梗塞
  • 心臓マッサージをしている
  • AEDを使用している
  • 循環器科の先生が今向かっているので、到着したら緊急手術になる

その他、体重や身長、既往歴について確認されました。とはいっても妻のことを全部知っているわけでもなく、曖昧な回答になった部分も多々ありました。

心臓マッサージ、AED使用からの蘇生

先生や看護師さんが一生懸命対応してくれたこともあり、意識が回復しました。ただ、妻は錯乱状態で大声で叫んだりしていた。この状況だど検査及び手術ができないので、「鎮静剤を投与して良いか」と先生から確認された。

その他、先生から説明されたことは

  • 検査・手術をするために鎮静剤を投与する
  • 心臓のどの血管が詰まって心筋梗塞を引き起こしているのか造影剤の検査する
  • カテーテル手術を行うが、時間は検査も含め約90分
  • 検査・手術にともなるリスク(合併症など)の説明

私としては先生にお願いするしかなく、「何とか助かってくれ・・」と願うことしかできませんでしたね。

長い待ち時間・・

検査と緊急手術が行われている時、私は妻の家族に電話をしました。普段、私が妻の家族に電話をすることはない(多分初めて電話したと思う)ので、電話をした時点で妻の家族も緊張感が走っていましたね。私も動揺しており、妻の状態をうまく伝えることができませんでした。「○○が倒れて・・意識がなくて心臓マッサージをしている・・」みたいな説明だったと思います。

ただ、それでも緊急性は伝わりすぐに病院に行くと言ってくれました。妻の家族が到着するまで私は待合室で一人待っていたわけですが、何もすることができません。

一つ気がかりだったのが、家で留守番をしている子供二人のことですね。高校生と中学生なので留守番自体は問題ありませんが、母親の体調が悪くなって病院に向かい、なかなか帰ってこない状況は心配を増幅させますよね。

だけど、この段階で子供に連絡するのは、あまり良くないと思い連絡はしませんでした。

妻の家族が到着

妻を病院に連れてきたのが、夜7時頃。それから処置・検査・緊急手術となりました。妻の家族が病院に到着したのが、夜9時30分頃。そのタイミングでは、まだ先生から何の説明もなく妻の容態も分からない状況でした。

それからどれくらい待ったのか、おそらく夜10時30分頃だったと思いますが、手術を執刀してくれた先生が待合室に来ました。

最初の一言を聞く時、正直、何を言われるのか怖くて胸が苦しくなりました。そんな中、先生から「とりあえず一命は取り留めました」という言葉があり、少しだけ安堵しましたが、その後、先生から「ただ、まだ予断を許さない状況」という話があり、緊張感が高まりました。

その後、子供たちに連絡をして、「とりあえず生きてはいる」と伝えるのが精いっぱいでしたね。

集中治療室の妻と面会

妻と面会できたのは、倒れてから5時間後のことでした。集中治療室で人工呼吸器を取り付け、意識はない状況。

色々な機器を取り付けられていました。予断は許さない状況なので24時間体制で観察していくと説明があり、もしものときは電話をするので夜中でも電話を取れるようにしておいてください、と先生から言われました。

私たち家族は祈ることしかできず、病院の先生・看護師さんに何とかお願いする、それしかありませんでした。

私が帰宅したのは、夜12時頃で子供たちは起きてまっていました。子供たちには母親に起こった状況をすべて伝えて、長い一日が終わりました。

特に下の子(長女)は母親と仲良しで、すごく泣いていたのがつらかったですね。

以上、つづく

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