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【KeePer技研の思い出とともに将来性を考えてみる】離職率は相変わらず高い

私はこれまで3回転職をしていて、最初に就職した会社のことは今でも思い出します。その最初に就職した会社というのは「keeper技研㈱」です。

洗車好きならご存じの方も多いと思いますが、洗車ショップや洗車用品を展開している会社ですね。

最近だとCMのイメージが強いかもしれないですね。


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私がその会社で働いていたのは、今から22年ほど前です。当時は「keeper技研」ではなく「アイ・タック技研」という名前で、社員も30名ほどしかいませんでした。

現在は株式を上場して社員数も1,000人近くいます。私が働いていた当時から創業者の社長は、「この会社で上場したい」と常々言っていたので、その目標を達成したんですね。

この会社では新卒で入社して1年間は頑張って働きましたが、色々あって1年で退職しています。いまだにこの会社のことは思い出しますが、そろそろこの会社の思い出からも卒業しようと考え記事にすることにしました。

この記事を書いた人☝

現在47歳。男。約25年間 営業マンとして会社勤めをしながら、副業にも力を入れている。副業収入は月6桁を記録することもあるけど、そのほとんどは子供の学費と生活費に消える。本業+副業で365日勤務、一日の平均労働時間10時間以上。いつも眠いです・・

一男一女の父

keeper技研の業績は?

私が入社した22年前のkeeper技研(当時アイ・タック技研)は、30人ほどの中小企業でした。ただ、洗車用のケミカルを販売していて、勢いはすごくありましたね。

2015年に株式を上場しており、順調に業績を伸ばしてきました。

直近6ヵ年の業績(単位:千円)
  売上高 営業利益 営業利益率
2023年 17,042,923 5,475,068      32.1%
2022年 14,358,214 4,326,627      30.1%
2021年 11,801,236 3,021,400      25.0%
2020年   8,699,684 1,366,986      15.7%
2019年   8,321,033 1,286,606      15.4%
2018年   7,314,437    872,098      11.9%

この6年間で「一体何が起きたの?」と言いたくなるくらいの業績の伸びです。変化点としては、2021年から直営店を増やしています。またレクサスなど自動車ディーラーとの取引が始まったことも業績を伸ばしている要因かもしれないですね。

営業利益率30%越えは相当です。

keeper技研の業務内容は?

業務内容は

  • コーティング剤、洗車ケミカルの開発、製造、販売
  • キーパープロショップのFC展開
  • キーパーLABOの運営(FC&直営店)

基本的には、自動車の洗車に関わる内容ですね。

私が働いていた時は、「快洗隊」という名前で洗車ショップを展開していました。私も入社してからこの「快洗隊」でたくさん自動車を洗車しました。

当時は人数も少なく激務でしたねぇ「快洗隊」という名の軍隊みたいなもんでした。

現在も従業員の自発的離職率が10.1%となっているので、まぁまぁ厳しいのかもしれないですね。

でも一言付け加えると、仕事は面白かったし、会社も好きでした。自社製品に自信も持っていたし。ただ、私が若かったゆえに堪えられなかったということです。

創業者の谷さんについて

22年前、私が入社した時から「会社を上場する」と言っていて、その目標を達成したすごい人です。現在は社長を退き、代表取締役会長となっています。

熱い志を持っていて、仕事には厳しく、でもプライベートでは楽しくという感じでしたね。当時は弟さんが常務をされていて、仕事の勢いはありつつアットホームな雰囲気がありました。

私が退職したい旨を谷社長へ伝えた時、非常に悔しそうな表情をされていたのが今でも思い出しますね。それだけ私に期待してくれていたのだと思います。

22年経った今も、その当時の谷社長に「申し訳ないことをしたなぁ」と思いだしたりします。

ちなみに谷会長は、私が入社していた時からコラムを書いています。実は過去のコラムに私が写っている写真がありました・・いや~懐かしいなぁ

谷 好通コラム (keepergiken.jp)

キーパーコーティングの性能は?

私が働いていた当時のメニューは

  • 手洗い洗車
  • 手洗いWAX洗車
  • キーパー
  • クリスタルキーパー

がメインでした。確か研磨するメニューもありましたが、名前を忘れました。「快洗隊」で良く売れていたメニューは手洗いWAXで、単価が安いので今はないかもしれないですね。

この中で高単価メニューは、クリスタルキーパーで1万円以上のメニューでした。

作業費はありますが、使用する薬品の原価は知れているので、利益率はかなり高かったと思います。最近のkeeper技研の高い営業利益率は、原価の安さからきているのかもしれないですね。

keeper技研の将来性は?

もともと日本人は洗車好きですが、でも実際に自動車の手入れをしている人は、40歳代以上が多いですよね。若い人の自動車離れもありますし、普通に考えれば20年後は厳しいのではないかと感じます。

洗車やコーティング技術を他の分野で活用できるかどうかが一つのポイントのように感じます。

実際、コーティングの技術を

  • 看板
  • スマートフォン
  • バイク
  • 自転車
  • 水上バイク

などにも横展開しています。

あとは創業者である谷会長が退任したあとどうなるかですね。言ってみれば一代でこれだけの企業を作ったわけですからカリスマと言っていいでしょう。

そのカリスマが抜けた穴をどうカバーするか。

以上、最後までお読みいただき、ありがとうございました。